主な業務

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が所有する海洋資源調査船「白嶺」の運航および調査支援業務を行っています。乗船者全員の安全を第一に「白嶺」を運航し、搭載されているさまざまな調査機器を的確に操作して採取したサンプルやデータを調査団へ提供します。

「白嶺」の運航管理

JOGMECの調査計画を完遂できるように、以下の業務を行っています。
  • ・船員の配乗と運航
  • ・港湾調査、入出港手続き、食糧、飲料、燃料、船用品その他予備品・消耗品手配等
  • ・船体・機関・搭載調査機器などの保守管理
  • ・法令、条約等による安全運航あるいは環境遵守のための諸準備、実施
  • ・安全管理システムおよび保安対策・緊急即応体制の維持・向上

調査作業の支援

  • ・運用士の配乗
  • ・海底掘削機器を始めとする各種調査機器の保守、運用
  • ・取得サンプルの一次処理および調査データの整理
  • ・調査効率向上のための諸提案
  • ・乗船研究者への船内生活サポート

船舶運航実績

白嶺丸

1974年(昭和49年)4月~ 2000年(平成12年)3月

日本周辺海域の海底地質調査 南極海域における基礎地質調査 など

第二白嶺丸

1980年(昭和55年)5月~ 2012年(平成24年)1月

ハワイ南東海域でのマンガン団塊調査 大陸棚延伸調査 など

白嶺

2012年(平成24年)2月~ 現在

熱水鉱床調査 コバルトリッチクラスト調査 など

調査支援(白嶺他)の実績

海底鉱物資源とは

海に眠る鉱物資源、エネルギー資源

海底鉱物資源には、マンガン団塊、海底熱水鉱床およびコバル トリッチクラストに加えて、近年、レアアース泥が発見されてい ます。 これらは海洋のそれぞれ異なる海域に分布しています。 また、エネルギー資源としては海洋の石油・天然ガスのほか、日本近海にはメタンハイドレートの存在が確認されています。

JOGMEC 海洋資源調査船「白嶺」リーフレット 2023.1.16より引用(一部修正)

海底資源の探査

「白嶺」は搭載する調査機器や経験豊富な調査員により、一隻で広域調査から資源量評価までの調査に対応しています。

JOGMEC 海洋資源調査船「白嶺」リーフレット 2023.1.16より引用(一部修正)
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